GDP 2009 12 31
2009年12月31日の時事通信社のニュースでは、
主要国の名目GDPのグラフ(2000年から2014年)があります。
アメリカは、ひたすら右肩上がりにGDPが大きくなっています。
一方、日本の名目GDPは、2000年から2007年頃まで低迷しています。
来年(2010年)こそ、アメリカのように、
名目GDPを大きくする政策を実施してほしいものです。
書名 平成経済20年史
著者 紺谷 典子 幻冬舎新書
この本は、平成の20年間を歴史として振り返っています。
著者は、平成という時代は、「改革」に明け暮れた時代だった。
そして、改革するたびに、生活は悪化したと指摘しています。
なぜか。
確かに、改革は必要だった。
しかし、改革という美名がついているものの、
中身は、単なる歳出削減だった。
だから、改革をするたびに、生活は悪化した。
著者は、この本の中で財務省を批判していますが、
これは、間違いだと思います。
そもそも、財務省というものは、
どのような経済情勢においても、
歳出削減を叫ばなければならない宿命があります。
そんな財務省に政策を丸投げした政治家に責任があります。
夕方、国会が終わったら、料亭や高級レストランへ直行する。
これは、夕方、学校が終わったら、ゲームセンターへ直行する子供と同じです。
政策はわからないが、政局は得意だ。
そんな政治家が山ほどいたのです。
「政策」の部分は、財務省に丸投げだった。
しかし、財務省は、省の宿命として、
どのような経済情勢においても、
歳出削減に取り組まなければならない。
その結果、改革をするたびに、国民生活は悪化した。